
観葉植物をお部屋に取り入れるだけで、空間に自然のやすらぎとおしゃれな雰囲気が加わります。
とはいえ、「どんな植物を選べば育てやすいの?」「おしゃれに飾るコツがわからない」と悩む方も多いですよね。このシリーズ「暮らしを彩るグリーンライフ:育てやすい観葉植物シリーズ」では、初心者でも簡単に育てられて、インテリアをぐっと格上げしてくれる観葉植物を一つずつご紹介します。
本日ご紹介するのは、存在感のある葉が魅力の「モンステラ(Monstera)」。南国リゾートのような雰囲気を手軽に演出できる、大人気の観葉植物です。
モンステラとは?

モンステラはサトイモ科モンステラ属の植物で、原産地は中南米の熱帯地域。名前の由来はラテン語の「monstrum(モンスター)=奇怪な」からきています。その名の通り、大きく切れ込みの入った葉が独特で、インテリアのアクセントにぴったりです。
観葉植物としてのモンステラは、熱帯植物でありながら室内でもよく育つ丈夫な種類。「存在感のある見た目」と「手入れのしやすさ」から、初心者にも愛されています。
モンステラの魅力

- 圧倒的な存在感とデザイン性
大きな切れ込みのある葉が印象的で、飾るだけで空間が一気におしゃれになります。
まるで南国のリゾートホテルのような雰囲気に。 - 育てやすく、生命力が強い
日陰でも育つ丈夫な性質で、初心者でも安心。
水やりや環境の変化にも比較的強く、長く楽しむことができます。 - 空気清浄効果がある
モンステラは二酸化炭素や有害物質を吸収し、室内の空気をきれいに保つ効果があります。
おしゃれでありながら、私たちの体にも優しい観葉植物です。
モンステラの育て方

● 光
モンステラは半日陰を好む植物です。直射日光に当てると葉が焼けるため、レースのカーテン越しなど「やわらかい光」が理想です。窓際やリビングなど、明るく風通しの良い場所に置きましょう。
● 水やり
春〜夏は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えるのが基本です。冬は成長がゆるやかになるため、土が乾いて2〜3日後に軽く与える程度でOKです。受け皿に水をためたままにすると根腐れの原因になるので注意が必要です。
● 温度
モンステラは寒さに弱いため、10℃以上を保てる場所で育てます。冬は窓際から少し離して、冷気を避けるようにしましょう。
● 肥料
春から秋の成長期には、月に1〜2回の液体肥料を与えると元気に育ちます。冬は肥料を与えなくても大丈夫です。
モンステラのおしゃれな飾り方

- リビングの主役にする
大きめの鉢に植えたモンステラは、それだけでインテリアの主役に。ソファの横やテレビボードの横などに置くと、空間に立体感が生まれます。 - 北欧・ナチュラルインテリアに合わせる
白い壁や木製家具との相性が抜群。グリーンの濃い葉が映えることで、部屋全体が明るくナチュラルな印象に。 - ガラスや籐(ラタン)の鉢で南国風に
ガラス製の鉢やラタンのプランターに入れると、リゾート感がぐっとアップ。窓際や玄関に置くだけで、非日常を感じる空間に変わります。
モンステラを長く楽しむコツ

- 葉を定期的に拭く
大きな葉にホコリがたまりやすいため、柔らかい布で優しく拭き取ってあげましょう。ツヤのある美しい葉を保つことができます。 - 支柱を立てて形を整える
モンステラはツルのように伸びていくため、支柱を立てて整えるときれいな姿を保てます。 - 株分けで増やす
成長して根が詰まってきたら、株分けして新しい鉢に植え替えましょう。1株から何鉢も育てることができます。
まとめ
モンステラは、「ボタニカル」「北欧」「ナチュラル」「モダン」などさまざまなインテリアスタイルにマッチします。特に、大きな葉のシルエットが映える空間づくりにぴったり。白やベージュの壁と組み合わせると葉のグリーンが際立ち、モノトーンインテリアに置けばアートのような存在感を放ちます。また、花瓶にモンステラの葉を1枚だけ生ける「リーフインテリア」も人気です。手軽にトロピカルな雰囲気を取り入れられるオシャレで育てやすい観葉植物の一つです。ぜひ、育ててみてください。
