
「我が家のシンボルツリーは、何にしようか?」とお悩みの方に、おすすめしたいのがオリーブです。
オリーブは、地中海沿岸を原産とする常緑樹で、その美しい銀葉とすらりとした樹形から、日本でも庭木やシンボルツリーとして高い人気を誇っています。
「平和」や「幸福」の象徴として古代から大切にされてきた歴史を持ち、玄関先や庭に植えることで、家全体に明るく洗練された雰囲気を与えてくれるのが魅力です。特に、マンションのバルコニーや一戸建ての小さな庭にも馴染みやすく、洋風・和風を問わずさまざまな建築スタイルと調和します。樹形の美しさはもちろん、シンボルツリーとして「縁起の良さ」も兼ね備えていることが人気の大きな理由です。
本日は、シンボルツリーにおすすめのオリーブの魅力について、ご紹介をさせていただきます。
オリーブの育て方の基本

オリーブは比較的丈夫で、初心者でも育てやすい樹木ですが、いくつかのポイントを押さえておくことによって、より長く美しく育てることができます。
日当たりと風通し
オリーブは太陽を好む植物です。年間を通して日当たりの良い場所に植えるのが基本。特に南向きの庭やバルコニーが理想的です。また風通しが悪いと害虫がつきやすくなるため、空気の流れがある環境を意識しましょう。
土と水やり
水はけの良い土壌を好みます。鉢植えで育てる場合は、市販の「オリーブ専用培養土」や「観葉植物用の土」に軽石を混ぜて排水性を高めましょう。水やりは「乾いたらたっぷり」が基本。過湿を嫌うため、土が乾いてから与えることが大切です。地植えの場合、根付いた後は比較的乾燥に強いのも特徴です。
剪定と管理
オリーブは成長が早く、枝葉が混み合いやすいため、年に1〜2回の剪定がおすすめです。春先や秋口に不要な枝を整理することで、日当たりと風通しが良くなり、健康的に育ちます。
オリーブの実を楽しむために

シンボルツリーとしての見た目だけでなく、オリーブの実を収穫して楽しみたいという方も多いでしょう。ただし、実をつけるためには「異なる品種を2本以上植える」ことがポイントです。例えば「ミッション」と「マンザニロ」など相性の良い品種を一緒に植えることで受粉がスムーズになり、秋には美しい実を収穫できます。
収穫した実は、塩漬けやオイル漬けにして楽しむことができ、自宅でオリーブを食卓に取り入れることができれば、まさに地中海の暮らしを思わせる贅沢な時間になるはずです。
暮らしにオリーブを取り入れるアイデア

オリーブは庭木としてだけでなく、暮らしの中でさまざまなシーンに活用できます。
玄関のシンボルツリー
玄関先にオリーブを配置することで、訪れる人を明るく迎える効果があります。「幸福をもたらす木」として風水的にも人気が高く、新築祝いなどの贈り物としても喜ばれます。
室内インテリアとして
鉢植えのオリーブは、室内インテリアとしても活躍。特に北欧風やナチュラルモダンな空間にマッチし、観葉植物以上の存在感を放ちます。室内に置く場合は、日当たりの良い窓辺やベランダ近くに配置すると良いでしょう。
食卓に取り入れる
自家製のオリーブの実を塩漬けにしたり、オリーブの枝をテーブルコーディネートに使うのもおしゃれなアイデア。シンプルながらも洗練された暮らしを演出できます。
まとめ
オリーブは「平和と幸福の象徴」でありながら、育てやすさやデザイン性の高さからシンボルツリーに選ばれることが多い人気の樹木です。庭や玄関先に植えるだけでなく、鉢植えでインテリアに取り入れたり、実を収穫して食卓を彩ったりと、暮らしの中で多彩な楽しみ方ができます。おしゃれな庭づくりを目指している、これからシンボルツリーを検討している方は、ぜひオリーブを植えるという選択肢をご検討ください。