
「屋外コンセント」がどのような場面で活躍するか、ご存じですか?
注文住宅で家づくりを進める際、室内のコンセントの数や位置をしっかり検討する方は多いでしょう。一方で、屋外コンセントの設置場所については、十分に検討できていないケースも少なくありません。
そこで今回は、屋外コンセントの基本的な役割から具体的な使い道、設置場所を考える際のポイントまでを解説します。新築住宅を計画している方は、ぜひ参考にしてください。
屋外コンセントとは?

屋外コンセントとは、住宅の外壁などに設置し、屋外で電気機器を使用するためのコンセントです。
室内のコンセントと同じように電気を供給する設備ですが、屋外では雨や風、砂ぼこりなどの影響を受けるため、設置環境に適した製品を選ぶ必要があります。
一般的には、雨水などが入りにくい構造の屋外用コンセントが使用されます。ただし、防雨性能のある製品でも、使用方法や設置環境によっては水が侵入するおそれがあるため、適切な製品選びと施工が大切です。
屋外コンセントはどんなときに使う?

屋外コンセントは、洗車や庭のお手入れ、屋外でのくつろぎ時間など、さまざまな場面で役立ちます。家づくりの段階で使い道をイメージしておくと、暮らしに合った設置場所を検討しやすくなります。ここでは、代表的な使い道を5つ紹介します。
① 洗車や外まわりの掃除
屋外コンセントの代表的な使い道の一つが、洗車や掃除です。例えば、高圧洗浄機や電動掃除機などを使用するとき、駐車場や玄関まわりの近くにコンセントがあれば、電源を確保しやすくなります。
屋外コンセントがない場合は、室内から延長コードを引く必要が生じ、コードを長く伸ばす手間がかかるうえ、ドアや窓に挟んだり、通行の妨げになったりする可能性もあるため注意が必要です。
洗車や外まわりの掃除をする機会が多い家庭では、駐車場や掃除をしたい場所の近くに設置すると便利です。
② 庭のお手入れやDIY
庭や植栽のある住宅では、屋外コンセントが活躍する場面が多くあります。例えば、電動工具を使ったDIYや、電動式の園芸機器を使用するときなどです。庭にウッドデッキを設置したり、家庭菜園を楽しんだりする場合にも、近くに電源があると作業しやすくなります。
庭の使い方は、住み始めてから変わることもあります。将来的にDIYやガーデニングを楽しみたい方は、どの場所で作業する可能性があるか、あらかじめ考えておくとよいでしょう。
③ クリスマスイルミネーションや季節の飾り付け
クリスマスのイルミネーションや庭のライトなど、家の外観を彩る装飾にも屋外コンセントが役立ちます。玄関まわりや庭、植栽の近くなど、飾り付けを楽しみたい場所にコンセントがあれば、配線をまとめやすくなり、延長コードを長く引き回す手間も減らせます。
季節ごとに飾り付けを楽しみたい方は、どこを照らしたいのか、どこに装飾を置きたいのかをイメージして設置場所を検討しましょう。
④ 庭やテラスで家電を使う
庭やテラス、ウッドデッキなどで過ごす時間を楽しみたい方にも、屋外コンセントは便利です。例えば、屋外対応の照明や扇風機を使ったり、庭での作業に電気機器を活用したりできます。休日に庭でくつろいだり、家族でテラスを活用したりする予定がある場合は、こうした過ごし方も踏まえて設置場所を考えておくとよいでしょう。
ただし、使用する機器によって必要な電力や安全条件は異なります。消費電力の大きい機器を使用する場合は、電源容量などを事前に確認しましょう。また、水を使う場所では、感電防止に配慮した設備や使い方が重要です。
⑤ 電気自動車の充電設備として活用する
電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を所有している方は、自宅での充電設備も検討しておきましょう。
一般的な屋外コンセントと電気自動車の充電用コンセントは、用途や必要な仕様が異なる場合があります。車種や充電方法に応じた設備を選ぶ必要があるため、将来的に電気自動車の購入を考えている方も、住宅の設計段階で施工会社や電気工事業者に相談しておくと安心です。
屋外コンセントはどこに設置すると便利?

屋外コンセントは、設置する場所によって使い勝手が大きく変わります。家づくりでは、現在の暮らしだけでなく、将来の使い方や外構計画も踏まえて設置場所を検討することが大切です。ここでは、代表的な設置場所と計画時のポイントを紹介します。
① 玄関まわり
玄関まわりは、屋外コンセントの設置候補の一つです。玄関ポーチの掃除や季節の飾り付けなどに活用でき、日常的に使いやすい場所に設置すれば、外まわりの作業もスムーズになります。
設置する際は、玄関ドアの開閉や人の通行を妨げない位置を選びましょう。また、玄関付近だけでなく、駐車場や庭でも電気を使う予定がある場合は、別の場所への設置も検討すると安心です。
② 駐車場やカーポートの近く
駐車場やカーポートの近くは、車の周辺で電気を使う機会がある家庭に適した設置場所です。計画時には、車を停める位置や向き、コンセントから使用場所までの距離を確認しましょう。車の出入りや歩行の妨げにならず、必要なときに使いやすい位置に設置することがポイントです。
また、将来的に電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)の購入を考えている場合は、充電設備の設置スペースや電源の仕様についても、住宅の設計段階で施工会社や電気工事業者に相談しておきましょう。
③ 庭やウッドデッキの近く
庭やウッドデッキを活用する予定がある場合は、その近くに屋外コンセントを設置すると便利です。特に、建物から離れた場所で電気を使いたい場合は、コンセントの位置が使い勝手を左右します。庭の広さや植栽の配置、ウッドデッキの位置などを踏まえ、どこで電気を使うことが多いかをイメージしておきましょう。
また、将来的にテラスや物置などを設置する予定がある場合は、外構計画と合わせて電源の必要性を検討しておくと、後からの変更を減らしやすくなります。
④ 建物の裏側や勝手口の近く
建物の裏側や勝手口付近も、屋外コンセントの設置候補になります。外まわりの点検やメンテナンスなどで電気を使う場合に備えて、必要性を検討しておくとよいでしょう。
ただし、使用する機会が少ない場所に設置すると、十分に活用できない可能性もあります。設置する場所を増やすことだけを考えるのではなく、使用目的や頻度を整理し、優先順位を決めることが大切です。
屋外コンセントを設置する際の注意点

屋外コンセントを設置するときは、使い道だけでなく、安全性や使いやすさについても確認しておくことが大切です。ここでは、設置前に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
① 屋外での使用に適した製品を選ぶ
屋外コンセントを設置する際は、雨や湿気、ほこりなどの影響を考慮し、設置環境に適した製品を選ぶ必要があります。また、防雨性能のあるコンセントでも、濡れた手で触れたり、プラグやコードが濡れた状態で使用したりすることは避けましょう。
水を使用する場所では、漏電や感電のリスクにも注意が必要です。設置場所に応じた防水・防雨対策や漏電保護などについて、施工会社や電気工事業者に確認しておくと安心です。
② 使用する機器の電力を確認する
屋外で使用する電気機器によっては、大きな電力を必要とするものもあります。複数の機器を同時に使用する場合や、消費電力の大きな機器を使用する場合は、回路の容量などを事前に確認しておきましょう。特に、高圧洗浄機や電動工具などは、製品によって必要な電力が異なります。また、電気自動車の充電には、車種や充電方法に応じた設備が必要になる場合があります。
設置前に使用したい機器を整理し、必要な電源や設備について専門業者に相談することが大切です。
③ 新築の設計段階で検討する
屋外コンセントは、住宅の完成後に設置できる場合もありますが、配線工事などが必要になるため、設置場所や建物の構造によっては手間や費用がかかることがあります。そのため、新築住宅では、電気配線を計画する段階で屋外コンセントの必要性を検討しておくことが大切です。
玄関や駐車場、庭など、電気を使いたい場所をあらかじめ整理し、外構計画と合わせて設置場所を決めることで、暮らし始めてからも使いやすい環境を整えやすくなります。
まとめ
屋外コンセントは、洗車や庭のお手入れ、屋外でのくつろぎ時間など、さまざまな場面で役立つ設備です。そのため、日々の暮らしや将来の使い方をイメージしながら、設置場所や数を検討することが大切です。安全性にも配慮し、外構計画と合わせて計画してください。
eSmy-home株式会社では、建物だけでなく、外構計画も含めた家づくりをご提案しています。家づくりについてご相談がありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。
