
秋の庭と聞くと、紅葉した木々や秋の花を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、秋の庭で楽しめるのは、花や葉の色だけではありません。
秋になると、枝いっぱいに色鮮やかな実をつける植物もあります。その中でも今回ご紹介したいのが、コムラサキです。
花とはまた違った表情を見せてくれるため、秋の庭に季節感を取り入れたい方にもおすすめの植物です。
今回は、秋の庭を彩るコムラサキの魅力や、庭に取り入れる際のポイントをご紹介します。
コムラサキとは?紫色の実が美しい落葉低木

コムラサキは、ムラサキシキブの近縁にあたる落葉低木です。
大きな特徴は、秋につける紫色の実。小さな実が枝にまとまってつき、枝がしなるように実が連なる姿は、花とは違った華やかさがあります。
また、コムラサキは比較的コンパクトに育てられるのも魅力のひとつです。一般的なムラサキシキブが2〜3mほどになるのに対して、コムラサキは1〜2m程度と、より小さくまとまりやすい傾向があります。
そのため、広い庭だけでなく、限られたスペースの庭にも取り入れやすい庭木です。
コムラサキの魅力は、秋の庭で実を楽しめること

庭木というと、春に花を咲かせる植物や、一年を通して緑を楽しめる常緑樹を思い浮かべることが多いかもしれません。そんな中でコムラサキは、秋の実を楽しむ植物という、少し違った魅力があります。
夏の間は緑の葉を茂らせていますが、秋になると少しずつ実が色づき、緑の葉の中に紫色が見えるようになります。そして、紫色が少しずつ増えていくにつれて、庭の印象も秋らしく変化していきます。さらに秋が深まると葉も色づき、紫色の実との組み合わせを楽しめます。
春の花木のような華やかさとは違い、落ち着いた紫色の実が庭にアクセントを加えてくれるのが、コムラサキならではの魅力です。
ムラサキシキブとコムラサキの違い

コムラサキについて調べていると、「ムラサキシキブ」という名前を目にすることがあります。どちらも秋に紫色の実をつける植物のため、見分けがつきにくいこともありますが、実のつき方や樹形には違いがあります。
ムラサキシキブは、紫色の実が枝に比較的まばらにつくのに対して、コムラサキは枝に沿うように実がまとまってつくのが特徴です。また、コムラサキは比較的コンパクトにまとまり、枝がしなるように伸びるため、紫色の実が連なって見える姿を楽しむことができます。
一方、ムラサキシキブはコムラサキよりも大きく育ちやすく、庭木としての存在感があります。なお、園芸店などでは、コムラサキが「ムラサキシキブ」として販売されていることもあります。どちらを選ぶか迷ったときは、実のつき方や樹形などを確認し、庭の広さや好みに合ったものを選ぶとよいでしょう。
コムラサキを庭に取り入れるなら

コムラサキを庭に取り入れるなら、秋に色づく紫色の実をどこから眺めたいかを考えて、植える場所を決めるのがおすすめです。
例えば、玄関から見える場所に植えれば、出かけるときや帰宅したときに、季節の変化を感じることができます。
また、リビングの窓から見える場所に植えれば、室内から庭を眺めたときにも、紫色の実が秋の風景を彩ってくれます。
秋に実が色づく植物をひとつ加えるだけでも、夏とは違った庭の表情を楽しめます。「どこに植えるか」だけでなく、「どこから眺めるか」まで考えて植物を選ぶと、季節の変化をより身近に感じられる庭になりそうです。
コムラサキを育てるときのポイント

コムラサキは比較的丈夫な植物です。
日当たりの良い場所からやや日陰まで育てられますが、極端に日当たりが悪いと実つきが悪くなり、秋の紫色の実を十分に楽しみにくくなります。
地植えの場合、根付いた後は基本的に大きな手間はかかりません。ただし、植え付け後はしっかり根付くまで、水切れに注意しましょう。
剪定をする場合は、落葉している冬の時期に樹形を整えるのが基本です。
自然に枝を伸ばしていく姿も魅力のひとつなので、必要以上に形を整えすぎず、コムラサキらしい枝ぶりを生かすのもよいでしょう。
まとめ
コムラサキは、秋になると紫色の実をつけ、庭に季節感を添えてくれる植物です。比較的コンパクトにまとまりやすいため、限られたスペースにも取り入れやすく、玄関やリビングの窓から実の色づきを楽しむこともできます。花だけでなく、実を楽しむ庭木を取り入れることで、秋の庭をより身近に感じてみてはいかがでしょうか。
eSmy-home株式会社では、住まいだけでなく、暮らしを楽しめる庭づくりも大切にしています。植物を身近に感じられる住まいをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。
