
みなさま、「1尺(しゃく)」って、どれくらいか分かりますか?
家づくりを進めていくと、稀に「〇尺ほどの大きさです」と説明を受けることがあります。
しかし、いきなり「尺」と言われても、「1尺ってどのくらい?」「なぜ住宅で尺という単位を使うの?」と疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。
普段の生活ではあまり使わない「尺」という単位。実は、日本の建築では昔から使われており、現在の住宅にもその考え方が残っています。
今回は、家づくりを検討している方に向けて、「尺」の意味や具体的な長さ、住宅での使われ方について、ご紹介します。
尺とは?

尺(しゃく)とは、昔から日本で使われてきた長さの単位の一つです。
現在では「mm」「cm」「m」などのメートル法を使うのが一般的ですが、日本の建築では、尺を基準とした寸法の考え方が現在も残っています。
1尺は約30.3cmです。
30cmの定規より少し長いくらい、と考えるとイメージしやすいでしょう。
まずは、「1尺=約30cm」と覚えておけば、どのくらいの長さなのかイメージしやすくなります。
住宅では「尺」がどのように使われる?

「尺」という言葉が、住宅の図面にそのまま書かれているとは限りません。実際の図面では、「尺」ではなく、mm(ミリメートル)で寸法が表示されていることが一般的です。
では、どこで「尺」という単位を聞くのでしょうか。
家づくりでは、設計士との打ち合わせで説明を受ける際や、現場で打ち合わせをする際に、担当する現場監督や大工さんなどの職人さんから、「尺」という単位を使って説明されることがあります。
例えば、住宅では「910mm」という寸法をよく目にします。
これは尺を基準にすると、3尺にあたる長さです。
つまり、
1尺:約30.3cm
3尺:約91cm(910mm)
という関係になります。
なぜ住宅で「尺」が使われるの?

現在はメートル法が一般的なのに、なぜ住宅では昔からの「尺」が関係しているのでしょうか。
その理由の一つが、日本の建築の歴史にあります。日本では長い間、尺を基準とした寸法が使われてきました。
住宅は、柱や壁などを一定の寸法を基準に配置しながらつくられます。そのため、昔から建築で使われてきた「尺」を基準とした寸法の考え方が、現在の住宅にも受け継がれています。
もちろん、現在の住宅では「尺」という言葉を使わず、mmで寸法を表すことが一般的です。それでも、住宅の寸法を見ていると、910mmなど、尺をもとにした寸法が登場することがあります。
そして、「尺」という言葉そのものも、建築現場で長く使われ、職人から職人へと受け継がれてきました。
そのため、現在でも建築に携わる人の間では「尺」という言葉が使われることがあり、昔からの建築の考え方とともに、今も残っているのです。
まとめ
今回は、家づくりで耳にすることがある「尺」について解説しました。「尺」は、昔から日本の建築で使われてきた長さの単位です。
現在の住宅では、図面の寸法をmmで表すことが一般的ですが、設計士や現場監督、大工さんなどから、「尺」という言葉を使って説明を受けることがあります。
そのため、「1尺=約30cm」と覚えておくだけでも、家づくりの打ち合わせで「尺」という言葉を聞いたときに、意味を理解しやすくなります。
eSmy-homeでは、これから家づくりを始める方にも分かりやすいよう、住宅に関するさまざまな情報を紹介しています。
家づくりで「これってどういう意味?」と疑問に思ったときは、ぜひ参考にしてみてください。
