室内ドアの「ソフトクローズ」とは?知っておきたい基本を解説

みなさま、ドアの「閉まり方」に着目したことはありますか?

感じ方や行動は人それぞれ。ドアの閉め方ひとつをとっても、家族一人ひとりに違いがあります。

静かにそっと閉める人もいれば、特に気にせず「パタン」と閉める人もいるでしょう。

家族それぞれに違いがあるからこそ、暮らし始めてから「ドアを閉める音が気になる」「もう少し静かに閉めてほしい」といった、小さなストレスにつながることもあります。

では、もしドアを閉める人による違いを、ドアそのものがある程度吸収してくれたらどうでしょうか。

実は、室内ドアには、閉まる直前の動きをゆっくりにして、ドアの閉まる勢いや音を抑えてくれる「ソフトクローズ」という機能があります。

今回は、室内ドアに使われる「ソフトクローズ」について、基本的な特徴や仕組み、メリット、採用する際のポイントをご紹介します。

目次

ソフトクローズとは?

ソフトクローズとは、ドアや引き戸が閉まるときの動きを減速させる機能のことです。

通常のドアは、勢いよく閉めると「バタン」と大きな音がしたり、ドアや枠に強い衝撃が加わったりすることがあります。

ソフトクローズ機能が付いていると、ドアを閉める際、途中からブレーキがかかることで動きがゆるやかになり、最後はゆっくりと閉まるようになります。

そのため、ドアを閉めるときの勢いによる音や衝撃を抑えやすくなることが、ソフトクローズの大きな特徴です。

特に引き戸では、勢いよく閉めると「バタン」と大きな音が出ることがあります。ソフトクローズが付いていれば、閉まる直前の動きをゆるやかにすることで、こうした音や衝撃を抑えることができます。

家族それぞれでドアの閉め方に違いがあっても、ドア側で閉まる動きをコントロールしてくれるため、毎日の暮らしの中で感じる音や衝撃を軽減することにつながります。

ソフトクローズのメリット

ソフトクローズには、ドアを静かに閉められるだけでなく、毎日の暮らしを快適にするさまざまなメリットがあります。

ドアが勢いよく閉まるのを防ぐ
ソフトクローズの大きな特徴は、ドアが閉まるときの勢いを抑えられることです。ドアを強く閉めてしまった場合でも、閉まる直前にブレーキがかかって動きがゆるやかになるため、「バタン」と勢いよく閉まるのを防ぎやすくなります。

日常的に何度も開け閉めする室内ドアだからこそ、こうした小さな使いやすさが、暮らしの快適さにつながります。

閉まるときの音を抑えられる
ドアが勢いよく閉まると、ドア本体と枠がぶつかることで大きな音が発生することがあります。ソフトクローズは、ドアが閉まる直前の速度を抑えることで、こうした閉まるときの衝撃音を軽減しやすくなります。

特に、リビングに近い居室や寝室など、室内の音が気になりやすい場所では、便利な機能のひとつです。

ドアや建具への衝撃を抑えられる
勢いよくドアを閉めると、ドア本体だけでなく、枠や金具などにも衝撃が加わります。ソフトクローズによって閉まる際の勢いを抑えることで、ドアや建具に加わる衝撃を軽減することにもつながります。

毎日の開閉による衝撃を抑えられることは、建具を使ううえでの安心感にもつながるでしょう。

ドアを閉める動作がスムーズになる
ソフトクローズが付いたドアは、最後まで手で強く押し込まなくても、自動的に閉まるタイプのものがあります。「ドアを閉める」という毎日の何気ない動作がスムーズになるため、使うたびに便利さを感じやすい機能です。

ソフトクローズを採用するときに知っておきたいこと

ソフトクローズは便利な機能ですが、採用する際には、建具の種類や製品によって仕組みや動きが異なるため、あらかじめ確認しておくことが大切です。

引き戸と開き戸で仕組みが違うことも
ソフトクローズは、引き戸だけでなく開き戸にも採用されることがあります。引き戸の場合は、扉を閉める途中でブレーキがかかり、最後はゆっくりと引き込まれるタイプが一般的です。一方、開き戸では、丁番部分やドア上部などに機構を設け、扉が閉まる際の速度を抑えるタイプがあります。

このように、同じ「ソフトクローズ」という名前でも、建具の種類によって仕組みはさまざまです。

ソフトクローズは自動で閉まる機能?
「ソフトクローズ」と聞くと、ドアを開けたあとに自動で最後まで閉まる機能をイメージする方もいるかもしれません。しかし、ソフトクローズは、必ずしもドアを開けたあとに自動で閉まる機能、というわけではありません。

基本的には、ドアが閉まるときの速度を抑えたり、最後までゆっくり閉じるようにサポートしたりする機能の総称です。

一方で、製品によっては、一定の位置まで扉を動かすことで、その後は機構によって自動的に引き込まれるタイプもあります。そのため、「ソフトクローズ=すべて同じ動きをする」と考えず、採用する製品がどのように動くのかをあらかじめ確認することが大切です。

建具を選ぶときは実際の動きも確認しよう
ソフトクローズは、室内ドアを選ぶ際に確認しておきたい機能のひとつです。毎日使う室内ドアは、デザインだけでなく、開け閉めのしやすさや使い勝手も暮らしやすさに関わります。

「ソフトクローズ」という言葉を見かけたときは、標準仕様に含まれているのか、オプションで追加できるのか、追加する場合はいくらかかるのかなどを確認してみましょう。

また、同じ「ソフトクローズ」でも製品によって閉まり方や使い心地が異なります。カタログや説明だけではイメージしにくい場合は、実際にショールームなどで操作してみるのもおすすめです。

「思っていたよりゆっくり閉まる」「もう少し手前からブレーキがかかってほしい」など、実際に触れてみることで分かることもあります。

毎日使うものだからこそ、実際の閉まり方や使い心地、費用などを確認したうえで、自分たちの暮らしに合った建具を選びましょう。

ソフトクローズはどこに採用すると便利?

ソフトクローズは、必ずしもすべての部屋で採用する必要はありません。家の中でも特に毎日開け閉めする場所に採用すると、その便利さを実感しやすくなります。

例えば、リビングと廊下をつなぐドアや、寝室、子ども部屋などの室内ドアは、家族が頻繁に使う場所のひとつです。また、キッチンや洗面所など、両手がふさがった状態でドアを開け閉めすることがある場所にも向いています。

家族の生活スタイルをイメージしながら、「ここは静かに閉まってほしい」「毎日何度も開け閉めする」と感じる場所を優先して、採用を検討してみるとよいでしょう。

まとめ

今回は、室内ドアに使われる「ソフトクローズ」についてご紹介しました。ソフトクローズとは、ドアや引き戸が閉まるときの動きを減速させ、勢いや音を抑える機能です。ドアが勢いよく閉まるのを防いだり、閉まるときの音や建具への衝撃を抑えたりするなど、毎日の暮らしを快適にしてくれるさまざまなメリットがあります。

一方で、ソフトクローズは建具の種類や製品によって仕組みや閉まり方が異なります。「ソフトクローズ」と書いてあっても、すべて同じ動きをするわけではないため、実際の使い心地や仕様を確認しておくことが大切です。

家づくりでは、間取りやデザインだけでなく、毎日使う建具の細かな使い勝手にも目を向けてみましょう。

eSmy-homeでは、住まいづくりに関するさまざまな情報をご紹介しています。これから家づくりを始める方は、ぜひ建具や設備などの細かな部分にも注目しながら、家族の暮らしに合った住まいを考えてみてください。

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