
「部屋に観葉植物を置いてみたいけれど、どんな種類を選べばいいのかわからない…」そんな方に人気なのが ウンベラータ です。大きなハート形の葉が印象的で、ひと鉢あるだけで空間が一気におしゃれに見えることから、雑誌やカフェのインテリアにもよく登場しています。しかもウンベラータは、比較的育てやすく初心者にもおすすめの観葉植物です。明るい窓辺に置くだけでぐんぐん成長し、成長過程を楽しむこともできます。
本日は、ウンベラータの魅力や人気の理由、育て方のコツ、そしておしゃれに飾るアイデアを分かりやすくご紹介します。
ウンベラータとは?

ウンベラータ(フィカス・ウンベラータ)は、クワ科フィカス属に分類される観葉植物で、アフリカの熱帯地域が原産です。大きくてハート形の葉と柔らかい質感が特徴で、インテリアとしての存在感が抜群。お部屋に一鉢あるだけで、まるでカフェや雑誌に出てくるような雰囲気を演出してくれます。また、ウンベラータは比較的丈夫で、観葉植物初心者にも育てやすいことから人気が高まっています。リビングやオフィス、寝室など、置く場所を選ばず、どんな空間にもなじむ万能植物です。
ウンベラータが人気の理由
おしゃれな見た目
大きなハート形の葉は、空間に優しさと温かみを与えます。特に北欧インテリアやナチュラルテイストの部屋との相性が抜群です。
成長が早い
環境が合えば、ぐんぐんと背を伸ばし、1〜2mほどのサイズに成長することも珍しくありません。育てていく過程を楽しめるのも魅力のひとつです。
室内の空気を快適に
観葉植物には空気を浄化する働きがあるとされ、ウンベラータも例外ではありません。室内の空気をクリーンに保ち、リラックス効果も期待できます。
ウンベラータの育て方

置き場所
- 明るい窓辺やレースカーテン越しの柔らかな光が理想
- 強い直射日光は葉焼けの原因になるため注意
- 冬は10℃以下にならない室内に置きましょう
水やり
- 春〜秋:土の表面が乾いたらたっぷり
- 冬:成長が緩やかになるので、水やりは控えめに
- 葉に霧吹きで水を与える「葉水」も有効。乾燥防止や害虫予防になります。
肥料
生育期(春〜秋)には、2週間に1回程度、観葉植物用の液体肥料を与えると元気に育ちます。
剪定と樹液について
ウンベラータは成長が早いため、背丈や樹形を整えるために剪定が必要です。
このとき注意したいのが、切り口から出る白い樹液(ラテックス)です。
- この樹液はゴムの原料となる「乳白色の液」で、肌に触れるとかぶれることがあります。
- 剪定を行う際は、必ずゴム手袋を着用し、切り口にティッシュや布を当てて樹液を拭き取りましょう。
- 血が止まるように、数分で自然に樹液の流出は落ち着きます。
- 切った枝は「挿し木」にして、新しい株を育てることもできます。
インテリアとしての楽しみ方
リビングの主役に
背の高いウンベラータをソファ横や窓際に置くと、海外インテリアのような雰囲気に。
おしゃれな鉢カバーで演出
ラタン素材や陶器、木製カバーを使えば、さらに洗練された空間に。部屋のテイストに合わせて選びましょう。
小型サイズでアクセントに
小さなウンベラータをデスクや棚に飾ると、作業スペースや寝室に癒しのグリーンをプラスできます。
よくあるトラブルと解決法

- 葉が黄色くなる
→ 水の与えすぎや寒さに注意 - 葉が落ちる
→ 急な温度変化や日照不足が原因 - 害虫(ハダニ・カイガラムシ)
→ 定期的な葉水で予防し、発生時は市販の殺虫スプレーを使用
まとめ
ウンベラータは、初心者でも安心して育てられる人気の観葉植物です。大きなハート形の葉はお部屋を明るくおしゃれに見せてくれ、育てていく楽しみも味わえます。剪定時の樹液には注意が必要ですが、ポイントを押さえれば決して難しくはありません。部屋の雰囲気をワンランクアップさせたい方、リラックスできる空間を作りたい方に、ウンベラータはまさにおすすめの一鉢です。