土地の神様に感謝し、工事の安全と建物が無事に完成することを祈願しました

みなさま、こんにちは。

住宅アドバイザーの下山です。

 

本日、10月より建築スタートするお施主様の

地鎮祭を執り行ないました。

 

オーナー様、本日は誠におめでとうございます。

 

 

 

スタッフ一同、お施主様とともに、土地の神様に感謝を捧げ、

これから始まる工事の安全と順調な進行を祈願しました。

 

神主さんが祝詞(のりと)を読み上げ、土地の神様に感謝を捧げ、

工事の安全と成功を祈り、

さらに「鍬入れの儀」では、お施主様が初めての土を掘り、

弊社の代表も土を均し、建築地の土地が整っていくのを感じられます。

 

最近では、地鎮祭を執り行なわないことも増えて参りました。

地鎮祭を行なうかは、お施主様のお気持ち次第。

 

必ずしなければいけないものでは、ありません。

 

ただ、個人的には、とても気持ちが引き締まりますので、

一生に一度の家づくりですから、一度ご経験されるのもおススメです。

 

そこで、本日は

地鎮祭がどのように進み、それにどんな意味が込められているのか

簡単にご紹介をさせていただきます。

 

地鎮祭とは? 

地鎮祭(じちんさい)は、建築工事を始める前に

その土地の神様に感謝し、工事の安全と建物の無事な完成を祈願する

日本の伝統的な儀式です。

 

この儀式は古くから日本の文化に深く根付いており、

家を建てる際に欠かせない重要な儀式として多くの人々に大切にされています。

 

地鎮祭は、工事の無事故・安全を願うだけでなく、その土地での生活が繁栄し、

家族が健康で幸せに暮らせるよう祈るという意味合いも持っています。

 

地鎮祭の流れ

儀式の主な流れは以下の通りです。

 

  1. 修祓(しゅばつ)

地鎮祭の最初に行われる儀式。

神主さん(かんぬし)が祓詞(はらえことば)を唱え、神聖な儀式に臨む前に身を清める意味があります。

神主が大麻(おおぬさ)という紙垂(しで)のついた棒を使い、土地や祭壇、参列者に向けて振り祓います。

この過程で、土地が清められ、参列者も心身を清らかにして神事に参加する準備が整います。

 

  1. 降神の儀(こうしんのぎ)

神主さんが祝詞奏上(のりとそうじょう)をする準備をし、土地に神様を降臨させる儀式が行われます。

神様を迎えることで、その土地が神聖な場とされ、地鎮祭の目的である工事の無事と安全を祈願する準備が整います。

 

  1. 祝詞奏上(のりとそうじょう)

神主さんが「祝詞(のりと)」を読み上げ、その中で土地に感謝し、これから行われる工事が無事に進むように

神様に祈願する儀式です。この祝詞には、神様への感謝、土地の清め、工事に対する祈願が込められています。

 

  1. 切麻散米(きりぬささんまい)

祝詞の奏上が終わると、神主さんが土地の四方に切麻(きりぬさ)と呼ばれる小さく切った紙と、

お米(散米)をまいて土地を清めます。これは土地の隅々まで清める行為で、工事が安全に進むよう、

そしてその土地に悪いものが寄りつかないようにするための儀式です。

 

  1. 鍬入れの儀(くわいれのぎ)

鍬入れの儀は、地鎮祭の中で象徴的な行為の一つです。

お施主様、施工者が、それぞれ鍬(くわ)や鋤(すき)を使って象徴的に土地を掘り起こし、整地します。

お施主様が「エイ、エイ、エイ」と声をかけながら鍬を入れることで、工事を始めることを神様に報告し、その意思を示します。

施工者の代表は、鋤を使って土地をならすことで、工事を安全に進める決意を表します。

この行為は、土地に対する敬意を示し、工事が無事に進むよう祈る大切な儀式です。

 

  1. 玉串奉奠(たまぐしほうてん)

 

玉串(たまぐし)とは、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)をつけたものです。この玉串を神前に捧げ、

二礼二拍手一礼の作法でお祈りします。まず神主が玉串を捧げた後、施主と施工者が続きます。

この奉納行為は、神様に敬意を表し、工事の安全を祈る非常に重要な部分です。

 

  1. 撤饌(てっせん)

これは、神様が食べ物を召し上がった後、それを片付けることで、儀式が終わることを示します。

 

  1. 昇神の儀(しょうしんのぎ)

最後に、神様に感謝をお伝えし、神様が天にお帰りになるよう願う儀式が行われます。

これにより、地鎮祭の全ての儀式が終了します。

 

 

このように、地鎮祭の一つ一つの儀式には、

多くの意味が込められており、意味を理解したうえで臨んでいただくと

より厳かな式典に感じることができます。

 

今後、新築をされる皆様、

地鎮祭の有無について悩みましたら、どんな意味があるのかな?

とお考えいただくと、より「やりたい」か「やらなくても良いか」検討しやすいのではないでしょうか。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。