建築現場レポート in越谷市 「太陽光発電システムを設置しました」

みなさま、こんにちは。
昨年末に、越谷市で建築中のオーナー様の家へ太陽光発電システムの設置が完了いたしました。



太陽光発電は、再生可能エネルギーの代表格として注目されています。以前は、キッチンや内装等の予算を優先される方が多くいらっしゃいましたが、昨今のエネルギー価格の高騰の影響もあり、家庭のエネルギーコスト削減や災害時の電力確保にも役立つため、太陽光発電の導入を新築時に検討されている方が増えております。

本日は、太陽光発電の基本的な仕組みと導入するメリットについて、ご紹介いたします。

目次

太陽光発電システムの仕組み

太陽光発電システムは、太陽の光を利用して電気を作るシステムです。主に4つのパーツから成り立っています。ここでは、太陽光発電システムの仕組みについて解説をしていきます。

1. 太陽光モジュール
家の屋根の上に太陽光モジュール(ソーラーパネル)が設置されます。太陽光モジュールは、太陽の光で電気を発電するシステムです。パネルに使われているシリコンなどの半導体が光を受けると、「光電効果」によって直流電流が発生します。
2. 接続箱
太陽光パネルで発電した電気は、それぞれのパネルに繋がれている配線を通して流れていきます。この配線は系統別にあり、パネルの容量等によっても異なります。この何本もある配線に流れてる電気を1つにまとめてパワーコンディショナーに送り込みます。
3. パワーコンディショナ
太陽光モジュールで作られた電気は直流電流です。私たちが家庭で使っている電気は交流電流のため、そのままでは使えません。パワーコンディショナは、直流電流を家庭で使える交流電流に変換する変換機の役割を担っています。
交流となった電気は分電盤へ流れ、各家電へ電気が供給されていきます。
4. モニター
太陽光発電の発電状況や電気の使用量を表示してくれます。今どれくらい発電しているのか?どれくらい電気を使用しているのかが分かります。
最近では、モニターを設置せずに携帯を利用してオンライン上で確認する方法も増えています。
※太陽光メーカーによってモニターの種類は異なります。上記はSHARP製のモニターです。

太陽光発電システムを設置するメリット

太陽光発電システムを家に設置することは、環境に優しく、経済的にもメリットがあります。ここでは、太陽光発電システムの導入により得られるメリットについてご紹介します。

1.電気代の節約効果

太陽光発電システムを設置すると、日中の太陽の光を利用して自家発電が可能になります。 これにより、電力会社から購入する電力量を減らすことができます。コロナ以降、在宅ワークをされる方やペットを飼っているご家庭等、日中に電気使用量が多い家庭では特に効果を実感しやすいでしょう。また、年々電気料金が上がる中で、自宅で発電できるということは経済的なメリットです。電気を自家消費できるということは、将来的なエネルギーコストの上昇の影響を受けにくく、値上げ対策に繋がります。

2.売電による収入

発電して家庭内で使い切れなかった電気は、余剰電力と言って電力会社に売ることができます。売電収入は、初期投資である設置費用の回収をサポートしてくれます。地域や契約によって異なりますが、余剰電力の有効活用が可能です。

3.災害時の電力確保

太陽光発電システムは、「もしもの時」にも役立ちます。昼間であれば、太陽の光で発電した電気を直接使用することができます。停電時には携帯の充電や、電気ポットでお湯を沸かしてカップラーメン等を食べることが非常食のバリエーションを増やすことができます。さらに、蓄電池を増設することで夜間や曇りの毎日でも電力を確保することができるため、災害への備えとして安心です。

4.環境への貢献

太陽光発電はクリーンエネルギーの代表です。化石燃料を使わずに、CO₂の排出をほとんど伴わないため、地球温暖化対策に最適です。今の地球の環境を未来にも残したいとお考えの方。再生可能エネルギーを取り入れることで、環境に優しい暮らしを実現できます。

まとめ

太陽光発電システムを設置することで、電気代の節約や災害時に電力を確保できるといったさまざまなメリットを享受することができます。売電単価は過去と比較すると安くなっていますが、電気の購入単価も高くなっています。毎日の生活で節電のために、冷房や暖房の利用を控えて熱中症やヒートショック等になってしまっては本末転倒です。電気は生活必需品だからこそ、市場の価格に左右されることなく安心して使用することができる環境を整えるという選択をご検討されてみてはいかがでしょうか?

太陽光発電システムの設置は、建物完成後に検討するよりも新築時に設置することがおススメです。その理由についても今後のブログでご紹介をさせていただきます。

最後まで、ご拝読いただきありがとうございました。

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