1畳とは?家づくりで知っておきたい畳数の基礎知識

家づくりを進める中で、「LDK18畳」「子ども部屋6畳」など、「○畳」という表現を目にする機会は非常に多くあります。
しかし、「1畳」の大きさは地域によって異なるのをご存じですか?

実は、畳の大きさは全国共通ではありません。地域や建物によって基準となる畳のサイズが異なるため、同じ「○畳」という表記でも、実際の面積に違いが生じる場合があります。

また、家づくりでは畳数だけで部屋の広さを判断すると、人によっては「思っていたより狭かった」「家具を置いたら窮屈だった」といったギャップにつながることもあります。

今回は、「1畳とは何か」という基本から、地域ごとの違い、そして家づくりで後悔しないために知っておきたいポイントまで、分かりやすく解説します。

目次

1畳とは?

「畳(じょう)」とは、本来は畳1枚分の大きさを表す単位です。昔の日本では部屋に畳を敷いて生活していたため、「何畳」という数え方が、そのまま部屋の広さを表すようになりました。

近年はフローリングが主流になりましたが、現在でも住宅の間取りでは「〇畳」という表記が一般的に使われており、部屋の広さをイメージする目安となっています。

例えば、
住宅の間取りでは次のように表記されます。
・6畳の洋室
・18畳のLDK
・4.5畳の寝室

このように、畳が敷かれていない部屋でも、広さを表す単位として広く使われています。

実は1畳の広さは地域によって違う

「1畳」と聞くと、全国どこでも同じ広さをイメージする方も多いかもしれません。

しかし、実は1畳には全国共通のサイズがあるわけではありません。

昔から日本では、地域ごとに建築方法や使用する木材の寸法が異なっていたため、それぞれの地域で独自の畳サイズが発展してきました。

代表的な畳の種類は、次の4種類です。

名称サイズ(約)面積(約)
京間(本間)191cm × 95.5cm1.82㎡
中京間(三六間)182cm × 91cm1.65㎡
江戸間(五八間)176cm × 88cm1.55㎡
団地間170cm × 85cm1.45㎡

現在では建築技術や住宅設備の進歩により、全国どの地域でもさまざまな住宅を建てられるようになりました。しかし、畳の呼び方やサイズには、昔から受け継がれてきた地域ごとの特徴が今でも残っています。

では、全国で1畳の大きさが異なるのであれば、家を購入する際には地域ごとの畳サイズまで考えて選ぶ必要があるのでしょうか。

不動産広告には一定のルールがあり、公正競争規約では「1畳=1.62㎡以上」と定められています。そのため、住宅会社や不動産会社の広告では、この基準に基づいて畳数が表示されています。

ただし、この基準は広告上で部屋の広さを表すためのルールです。実際に和室などで使用される畳そのものの大きさは、地域や建物によって異なる場合があります。

そのため、畳を使った和室や間取りを検討する際には、「何畳か」だけでなく、実際の畳のサイズや㎡数についても確認しておくと安心です。

家づくりでは畳数だけで判断しないことが大切

家づくりでは、「18畳あれば十分かな」「子ども部屋は6畳ほしい」といったように、畳数を基準に部屋の広さを考える方がほとんどです。

しかし、図面や数字だけでは、実際の広さや暮らしやすさを完全にイメージすることは難しいものです。

なぜなら、同じ18畳の広さでも、間取りや設計の工夫によって感じる広さは大きく異なるからです。

例えば、
・天井が高い
・大きな窓がある
・視線が抜ける設計になっている
・隣の部屋と一体的に使える

といった工夫がある場合、実際の畳数以上に開放感を感じることがあります。

一方で、
・廊下の割合が多い
・大きな家具を配置している
・収納の位置や大きさが暮らし方に合っていない

といった場合は、同じ畳数でも狭く感じることがあります。

このように、住まいの快適さは、単純な畳数だけで決まるものではありません。大切なのは、「何畳の部屋が欲しい」という数字だけを考えるのではなく、その空間でどのような暮らしをしたいのかを具体的にイメージすることです。

例えば、家族でゆったり過ごしたいのか、趣味を楽しむ場所にしたいのか、在宅ワークにも活用したいのかによって、必要な広さや間取りの工夫は変わります。

理想の暮らし方を設計士に伝えることで、専門的な視点から、数字だけでは分からない快適な住まいづくりの提案を受けることができます。

まとめ

「1畳」は畳1枚分を表す単位ですが、実際の畳サイズは地域によって異なります。不動産広告では「1畳=1.62㎡以上」という畳数を表示する際の基準がある一方で、実際に敷かれる畳には京間・中京間・江戸間など、昔から地域ごとの特徴が残っています。

間取りを考える際には、畳の種類やサイズによる違いについても確認してみることが大切です。

また、家づくりで大切なのは、畳数といった数字だけで広さを判断するのではなく、家族の暮らし方や将来の生活スタイルに合わせて、快適に過ごせる空間を考えることです。 eSmy-homeでは、一人ひとりの暮らしに合わせた住まいをご提案しています。理想の家づくりについてお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

目次