みなさま、こんにちは。
物価上昇や建築費の高騰、そして住宅ローンの金利上昇が懸念されているなか、新築するにも「何を諦めて予算を削るか?」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
補助金があれば、○○が導入できるのに。。。
そんな方に必見!
先月末に令和6年度補正予算案として発表された国から受けられる戸建ての新築住宅の補助金支援策のひとつである「子育てグリーン住宅支援事業」についてご紹介をさせていただきます。
注 ) 本ブログは、国土交通省ホームページサイトの「住宅の省エネ化への支援強化に関する予算案を閣議決定!国土交通省・経済産業省・環境省が連携して取り組みます!~省エネ住宅の新築、住宅の省エネリフォームを支援する「子育てグリーン住宅支援事業」を創設します~」の情報をもとに作成しており、いずれも、国会での補正予算の成立後、最終確定となります。
子育てグリーン住宅支援事業とは
概 要
国土交通省・環境省が、ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅(GX志向型住宅)の新築や、子育て世帯・若者夫婦世帯を対象とする高い省エネ性能を有する長期優良住宅やZEH水準住宅を新たに建築するのを支援する事業です。
これに加えて、国土交通省、経済産業省及び環境省は、3省がそれぞれ取り組む住宅の省エネリフォーム等を支援する補助制度を、ワンストップ で利用可能とするキャンペーンも併用することができます。リフォームを検討されている方は、こちらもチェックが必要です。
目 的
住宅取得資金を支援する国の目的とは。
以下、国土交通省HPの「(別添1)子育てグリーン住宅支援事業の概要【国土交通省・環境省】」より引用。
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、「ZEH水準を大きく上回る省エネ住宅」の導入や、2030年度までの「新築住宅のZEH基準の水準の省エネルギー性確保」の義務化に向けた裾野の広い支援を行うとともに、既存住宅について、省エネ改修等への支援を行います。
住 宅 取 得 支 援 策
3つの住宅性能基準があり、受けられる補助金額は、その住宅性能によって異なります。
いずれの住宅も住戸の床面積は50㎡以上240㎡以下という条件があります。
対 象 世 帯 | 対 象 住 宅 | 補 助 額 |
すべての世帯 | GX志向型住宅※ | 160万円/戸 |
※GX志向型住宅の要件
下記①、②及び③にすべて適合するもの
①断熱等性能等級「6以上」
②再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
③再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」
上記③の項目については、以下の例外要件あり。
・寒冷地等に限っては75%以上(Nearly ZEH)も可。
・都市部狭小地等の場合に限っては再生可能エネルギー未導入(ZEH Oriented)も可。
・共同住宅は、別途階数ごとに設定。
対 象 世 帯 | 対 象 住 宅 | 補 助 額 | |
子育て世帯等※ | 長期優良住宅 | 建替前住宅等の除却を行う場合 | 100 万円/戸 |
上記以外の場合 | 80 万円/戸 | ||
ZEH水準住宅 | 建替前住宅等の除却を行う場合 | 60 万円/戸 | |
上記以外の場合 | 40 万円/戸 |
※子育て世帯等
「18歳未満の子を有する世帯(子育て世帯)」又は「夫婦のいずれかが39歳以下の世帯(若者夫婦世帯)」
住宅性能に関わらず、対象外となる条件
住宅性能に関わらず、以下の条件に該当する住宅は、原則対象外となります。
主に建築する土地の環境に関わる内容となっておりますので、土地探しの際は条件の確認を忘れずに行いましょう。
- 「土砂災害特別警戒区域」に立地する住宅
- 「災害危険区域(急傾斜地崩壊危険区域又は地すべり防止区域と重複する区域に限る)」に立地する住宅
- 「立地適正化計画区域内の居住誘導区域外」かつ「災害レッドゾーン(災害危険区域、地すべり防止区域、土砂災害特別警戒区域、急傾斜地崩壊危険区域又は浸水被害防止区域)内」で建設されたもののうち、3戸以上の開発又は1戸若しくは2戸で規模1000㎡超の開発によるもので、市町村長の勧告に従わなかった旨の公表に係る住宅
- 「市街化調整区域」かつ「土砂災害警戒区域又は浸水想定区域(洪水浸水想定区域又は高潮浸水想定区域における浸水想定高さ3m以上の区域に限る)」に該当する区域に立地する住宅
まとめ
2024年に引き続き、2025年の家づくりにも国からの支援が期待できそうですね。昨年との違いは、子育て世帯等の若者世帯を中心とした支援だったことに対して、2025年では、すべての世帯を対象としたZEH水準を上回る性能を有した「GX志向型住宅」が追加されました。国の支援金を活用して快適な住まいを手に入れられたら嬉しいですね。
是非、この機会に性能の高い家づくりについてもご検討ください。
なお、こちらのブログは冒頭にも記載しましたが 国土交通省ホームページサイトの「住宅の省エネ化への支援強化に関する予算案を閣議決定!国土交通省・経済産業省・環境省が連携して取り組みます!~省エネ住宅の新築、住宅の省エネリフォームを支援する「子育てグリーン住宅支援事業」を創設します~」の情報をもとに作成しております。
国会での補正予算の成立後、最終確定となります。進捗がありましたら、こちらのブログで更新してまいりますので、引き続き最新情報もご確認いただけたら幸いです。