家の土台づくりは、地盤改良工事から「地盤改良工事がスタートしました」

 

 

みなさま、こんにちは。

越谷市の建築地にて地盤改良工事を実施いたしました。小雨のなか一所懸命、作業をしてくださる職人の皆さんありがとうございます。

本日は、新築住宅を検討されている方は、一度は耳にする地盤改良工事について、その目的と種類についてご紹介をさせていただきます。
地盤改良工事は、すべての新築工事で必ず行なわれるものではありません。

建築前に実施される地盤調査の結果によって判断されます。調査の結果、地盤が建物を支えるのに十分な強度を持っていれば、地盤改良工事は不要です。ただし、弱い地盤や不安定な地盤があった場合には、地盤改良工事が必要となります。

地盤改良工事とは

建物を建てるために必要な強度を確保するために、地盤の性質を改善する工事です。地盤が弱いままだと、建物の沈下や傾きなどの構造上の問題が発生するそのため、建物の安全性を守るために、地盤の支持力を高め、建物を支えられる強固な基礎を作るのが地盤改良工事の目的です。

役 割

  1. 建物の沈下や傾きを防ぐ
    地盤が弱いと、建物が不均一に沈んでしまう可能性があります。
    それを防ぐため、地盤改良で地盤の強度を均一化します。
  2. 地震に対する耐久性を高める
    地震によって弱い地盤が崩れやすくなり、建物が傾いたり崩壊したりするリスクを軽減します。
  3. 地盤の安定性を保つ
    軟弱地盤でも建物をしっかり支えられるように地盤の支持力を高めます。

改良工事は、土地の地盤条件や建物の重量、規模に応じて、改良工事の種類は異なります。どのような種類があるのか、大きく分類したものをご紹介させていただきます。

地盤改良工事の種類

表層改良工法

地表近くの土壌を掘削し、セメント系の固化材を混ぜて強度を高める方法。約23mまでの浅い軟弱地盤に適しています。

メリット

比較的コストが安い。
浅い地盤改良で済む場合は手軽で、施工期間が短い。

デメリット

深さが限られており、深い軟弱地盤には対応できない。
大型重機が必要なため、場所によっては施工が難しい。

 

 柱状改良工法

地盤に深さ1020mほどの穴を掘り、そこにセメント系固化材を注入して柱状の支持体を作り、建物を支える方法。軟弱地盤が浅くても、比較的深い部分まで強度を確保できる。

メリット

軟弱地盤が深い場合にも対応できる。
コストが比較的安価で、安定した支持力が得られる。

デメリット

杭よりも支持力が劣ることがある。
大型機械を使用するため、施工場所によっては制約がある。

 

鋼管杭工法

鋼製の杭を打ち込むことで、建物の重さを地盤の深い部分にある強固な層で支える工法。深い軟弱地盤でも強固な支持層に杭を打ち込むことで対応します。

メリット

非常に強固な支持力が得られるため、重い建物や大規模な建築にも適している。
沈下や傾きのリスクが低い。

デメリット

コストが高い。
振動や騒音が発生するため、住宅密集地での施工に配慮が必要。

 

深層混合改良工法

地中の深い部分で固化材と地盤を混ぜ合わせて、支持層を作る方法。約1020mの深さまで対応でき、地盤が深く弱い場所に使用されます。

メリット

深い軟弱地盤にも対応可能。
柱状改良に比べてより深く、広範囲な地盤の改良が可能。

デメリット

コストが高く、施工には時間がかかる。
大規模な設備や機械が必要。

目次
  1. まとめ

まとめ

地盤改良工事は、家の基礎をしっかりと支えるために非常に重要な工程です。美しいデザインや快適な間取りも大切ですが、それ以上に大切なのは、建物が安全に、そして長く使えるように支える土台です。地盤改良工事は必要な工程のため、金額の部分に注目がされがちですが、ご自身がこれから長く住む家の土台となる部分の施工が、どんな内容で、どうしてそれが良いのか、是非、ご確認ください。

最後までご拝読いただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

目次
  1. まとめ