「地縄張り(じなわはり)」スタート!

 

 

みなさま、こんにちは。

本日、着工予定のオーナー様の敷地に地縄を張って参りました。建物の着手に入る前の大切な工程です。

地縄張りは、敷地に対して建物の配置計画、間取りが確定し、建築図面に記載されている建物の大きさを実際の敷地に表わす作業になります。実際に工事がスタートする前に、この位置で問題がないかオーナー様と配置の最終確認をする目的もございます。

どのような作業かというと確定した設計図面を確認しながら、基準となる点に杭を打ち、正しく距離を測りながら交点に杭を打ち縄を張っていきます。縄と言っても、現在では縄の代わりにロープやビニール紐を利用することが多いです。

 

 

 

このように、縄や紐を張ることによって正確に縄やビニール紐で建物の輪郭を地面に配置し、目視確認ができるように致します。

どんな確認ができるのかというと、敷地に実際の配置計画が見えてくるので、建物位置や大きさの確認、隣地との距離、駐車場等のスペースを確認することができます。そして、地縄張りが完了し、オーナー様と位置確認をしていくと必ず、言われるのが


「こんなに小さいんでしたっけ?」


口を揃えて多くのオーナー様がおっしゃいます。

不思議ですよね。
寸法は正確に合っているのに、
平面上で見ると想像よりも小さく感じてしまいます。

お恥ずかしながら、私も初めて見たときは担当の監督へ、「寸法合っていますか?」

と思わず聞いてしまったことがあります。

でも、ご安心ください。

建物が完成してみると、設計時のイメージ通りきちんとした広さを感じることができます。平面上では感じることのできなかった建物の天井の高さや壁と壁の奥行き。それを立体として感じることによって、空間の広がりを感じることができるのです。


弊社では、オーナー様との位置確認は、地鎮祭の際に、図面と地縄を照らし合わせ、配置確認をしていきます。敷地に地縄が張られると、いよいよ工事が始まっていくなとワクワクしてきますね。

いかがでしたか?

これから建築工事がスタートしていく、という方はご自身は、どうお感じになるのか楽しみにしてください。建物完成時には、地縄確認の時の小さいと感じた話しをオーナー様と笑い話しにするのも、お決まりです。

最後までご拝読いただき、ありがとうございました。

目次