UA値の数字基準①「地域区分を知る」

みなさま、こんにちは。

本日は、断熱性能を判断するUA値の数値基準についてご紹介を致します。

 

UA値はいくつですか? 

 

と聞いたときに

住宅会社が「いくつ」と答えたら、あなたにとっての高断熱の家と言っても良いか、

その数字基準を考えていきたいと思います。

 

まず、日本のなかでも北海道と熊本では、気候が異なりますよね?

UA値の数字が低い方が良いとはいえ、

北海道で家を建てる人と熊本で家を建てる人が同じ数字の基準で家づくりをするのは、危険です。

 

なぜなら、北海道と熊本では平均気温も最低気温も異なりますので、

同じUA値の家を建てていても、快適性は異なります。

 

その性能の数値は北海道の気候に適した性能なのか?

熊本の気候に適した性能なのか?

 

そこで、まず初めにご紹介するのが

各地域の気温を考慮した基準値を市町村単位で8地域に分類した

「省エネルギー基準地域区分」を確認してください。

 

 

※「住宅に関する省エネルギー基準に準拠したプログラム」の「地域の区分・年間の日射地域区分・暖房期の日射地域区分の地図」より図参照

 

こちらは、県ごとではなく市区町村ごとになりますので、

ご自身の計画地を確認する際は、国土交通省で発表している地域区分新旧表よりご確認ください。

 

本日は、この省エネルギー基準地域区分のご紹介までとさせていただきます。

 

次回は、どの等級の基準がベストかご判断いただくための材料について、ご紹介をして参ります。

下記の表が出て参りますので、是非、楽しみにお待ちいただければ幸いです。

地域区分表
断熱等級3 0.54 0.54 1.04 1.25 1.54 1.54 1.81 -
断熱等級4
(省エネ基準)
0.46 0.46 0.56 0.75 0.87 0.87 0.87 -

断熱等級5

(ZEH基準)

0.4 0.4 0.5 0.6 0.6 0.6 0.6 -
HEAT20 G1 0.34 0.34 0.38 0.46 0.48 0.56 0.56 -

断熱等級6

(HEAT20 G2相当)

0.28 0.28 0.28 0.34 0.46 0.46 0.46 -

断熱等級7

(HEAT20 G3相当)

0.2 0.2 0.2 0.23 0.26 0.26 0.26 -